気づきの日記「誰かの言葉に傷ついたとき 〜愛のない言葉は受け取らない〜」

誰かの言葉に傷ついたとき、思い出したいこと
誰かからのこころないひとことや、冷たい態度に、深く傷ついた経験はありませんか?
「どうして、あんなことを言われるんだろう?」
「なぜ、あんなふうに扱われるのだろう?」
——理不尽な言葉や態度に出会うと、私たちはつい自分の価値を疑ってしまいます。
先日、友人が上司から受けた理不尽な振る舞いについて、とても傷ついたし、自分の価値を疑ってしまう出来事だったと話してくれました。
「上司からの振る舞いで、自分がとても小さな存在に思えて…。この仕事を続けてきた自分が、価値がないように感じられた」と。
とても真面目で、誠実に働いてきた友人だからこそ、その振る舞いは胸に突き刺さったのだと思います。
けれど、そんなときこそ、思い出してほしいことがあります。
それは、「私たちは人の言葉や態度によって、ほんとうの価値を失うことはない」ということ。
少しずつ、いっしょに見ていきましょう。

実は、傷つける人も傷ついている
まず知っておきたいのは、「傷ついている人しか、人のことを攻撃しない」ということ。
幸せで満ち足りている人は、他人を責める必要がありません。
誰かを否定したり、見下したりしようとは思わないのです。
誰かがあなたに厳しい言葉を投げかけてきたとき、その背景には、その人自身の「心の痛み」があります。
もしかしたら、自分でも気づかない深い不安や劣等感、
認められない苦しさ。
防御のために、とっさに誰かを傷つけてしまうこともあるのです。
それは、あなたのせいではないのです。
「愛」でない言葉は、受け取らない
私たちには、「これは自分にふさわしくない」と思うものを受け取らない自由があります。
たとえば、誰かがあなたに怒りをぶつけてきたとします。
でも、それが「愛」からくるものでないのなら、それをわざわざ受け取って、自分の中に取り込む必要はないのです。
そのままスルーしてしまいましょう。
おだやかに、静かに、こうつぶやいてみましょう。
「これは、私のものではありません」
そして、こころの中でそっとお返してしまいましょう。

「それは、ほんとうのことではない」と、自分に言ってあげよう
誰かの発言があなたを傷つけたときでも、それが「真実」とは限りません。
相手が言ったことは、その人の主観であり、フィルターを通した「思い込み」にすぎません。
本当のあなたの価値を決めるものではありません。
あなたの価値は不動のものであり、誰かが勝手に決めることができるものではありません。
だから、「これは、その人の見方にすぎない」、
「ほんとうのことではない」と、
心の中でつぶやいてみましょう。
そうやって、距離を置いて眺めることができたとき、あなたの心に余白が生まれます。
受け入れたいものだけを、自由に選んでいいのです。
自分と他人の間には、はっきりとした境界線がある
私たちはつい、人の言葉や態度を「自分の問題」として引き受けてしまいがちです。
でも、ほんとうは自分と他人のあいだには、はっきりとした境界線があります。
相手の発言や行動は、その人の「内側」から来ているもの。
あなたとは関係がなく、あなたが背負う必要はないのです。
相手の言葉で苦しくなったときは、紙に書いてみるのもおすすめです。
「これは相手の問題」と書いて、その紙をびりびりに破ってみる。
そんな小さな行動でも、境界線を意識しなおす助けになります。
そして、境界線の向こうのことは、いったん脇に置いて、境界線の内側、つまり自分のこころに意識を向けてみましょう。
「私はどう感じている?
どんな気持ちがある?
私が本当に大切にしたいものは、なんだろう?」
他人ではなく、自分自身によりそう時間を増やしていけたら、少しずつこころは穏やかさを取り戻していきます。

まとめ:本当の価値は、けっして誰にも傷つけられない
人からの言葉で傷つくのは、自然なことです。
けれど、どんなに傷ついたと感じても、
あなたの本当の価値は、何ひとつ減っていません。
この世界には「ほんとうのこと」と「そう見えること」があります。
人の言葉は、しばしば後者です。
だからこそ、ほんとうのことだけを受け取るという選択を、私たちはすることができます。
あなたが傷ついたときは、そのたびに思い出してみてください。
あなたは愛そのものであり、
あなたの価値は、永遠に変わらない。
そして、あなたは素晴らしいものだけを受け取る価値がある。
あなたがこれから出会う言葉のなかに、愛がたくさんありますように🕊️✨
今日のひとことメッセージ🌷
どんな言葉を受け取るかを決めるのは、わたし自身。
わたしのこころには、いつでも平和を選ぶ力がある。