気づきの日記「手放す勇気――それは楽な道を歩むこと」

厄介な人間関係は「離れる」という智慧

もし、ある人があなたに厄介ごとをもたらすなら、まずは「その人にかかわらない」という選択肢があります。
離れることは決して逃げではなく、心に安らぎをもたらすひとつの智慧です。

何もしないことで無力さを感じることもあるでしょう。
「自分でどうにかしなければ」と焦る気持ちが湧くのも、自然な反応です。

運転席を降りて、大きな力に任せる

そんなときこそ、私たちは運転席から退き、もっと大きな力にハンドルを預けるチャンスを得ています。
その力は、気づかなくても、常にあなたを支え、導いてくれているのです。

「自分で何とかする」という姿勢は頼もしく聞こえます。
しかし多くの場合、それは過去の経験や思考パターンの繰り返しに過ぎません。問題解決のプロセスは、知らず知らずのうちに自分の限界の中でぐるぐる回ってしまうのです。

手放すと、物事は静かに動き出す

そこで、あえて手放してみる――。信頼して委ねる――。
すると、驚くほどスムーズに物事が動き始めます。

解決の糸口は、あなたの努力の外側にある大きな力が差し伸べてくれるのです。
まるで迷路の中で出口を見失ったとき、上空から光が差し込むように、自然と道が開けてくる感覚です。

「自分でどうにかする」をそっと置く

実際に試してみてください。
「自分でどうにかする」という思考を、一度そっと脇に置き、心の中で静かに手放すだけで十分です。

目の前の問題に巻き込まれるのではなく、もっと大きな流れに委ねることで、驚くほど心は軽くなり、状況は穏やかに解決の方向へ向かいます。

信頼すべきは、あなたを包む無限の愛

私たちが本当に信頼すべきなのは、エゴや小さな努力ではありません。
すべてを見通し、最善を知っている無限の力であり、愛そのものです。

手放すことは決して無力ではありません。
それは、真の自由と安らぎを受け取るための勇気ある行動なのです。

今日できる小さな実践✨

もし心がざわつくことがあったら、まず一呼吸。
深く息を吸い、ゆっくり吐きながら、「任せてみよう」と自分にやさしく言い聞かせてみてください。

その瞬間、心は少し軽くなり、目に見えない力が静かにあなたを導き始めます。

手放すこと、委ねること、信頼すること――。
それは、問題を解決する最短の道であり、何よりあなた自身を癒す行為でもあるのです。



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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