気づきの日記「自分を、ちゃんと抱きしめていますか?」

「どうか、ご自分に優しくしてくださいね」
そうお伝えすると、クライエントさんから、こんな言葉が返ってくることがよくあります。
「いえいえ、私はもう十分、自分を甘やかしているので……」
けれど、よくよくお話を聴いてみると、
その「甘やかし」とは、
・やるべきことができていない自分
・食べすぎてしまう自分
・だらだらしてしまう自分
――そんな姿を思い浮かべながら、
「こんな自分はダメだ」と、こころの中ですでに責めていたりします。
実はそれは、
甘やかしているのではなく、厳しく裁いている状態なのです。
自分に優しくする、というのは、
「何もしなくていい」「好き勝手していい」という意味ではありません。
それは、
うまくできていない自分に対しても、
「それでもかまわない」
「今は、これで大丈夫なんだよ」
と、裁かないこと。
ダメな自分を排除しようとせず、
「そう感じているんだね」
「そうなってしまうほど、疲れていたんだね」
と、静かに抱きとめてあげることです。
「そんなことをしたら、もっと怠けてしまうのでは?」
そう感じる方も、いらっしゃるかもしれません。
でも、実は逆なのです。

人のこころは、
「ダメ」「間違っている」と抵抗されるほど、
その状態にしがみつこうとします。
エゴは、否定されることで、存在を主張し始めるからです。
小さな子どもも同じですね。
「ダメ!」「やめなさい!」と言われ続けると、
かえって同じことを繰り返します。
でも、
「そうしたかったんだね」
「いいよ。わかったよ」
と受け止めてもらうと、
力が抜けて、次の段階へ自然に進んでいくことができます。
これは、私たちの内側でも、まったく同じように起きていること。
だからこそ、
今の自分を丸ごと受け止めて、
「それでいい」
と正しく愛してあげることが、とても大切なのです。
大切なのは、
「自分を正す」ことではありません。
「誤りを責めずに、見過ごす」という在り方。
裁きが消えたところに、
癒しと調和は、必ず取り戻されていきます。

どうか、一日に一度でいいので、
そっと自分の肩に手を回して、
自分を抱きしめてあげてください。
「今日も、よくやっているね」
「ここまで頑張ってきたね。偉いよ」
それだけで、十分です。
自分を愛することは、
特別な努力ではありません。
ただ、抵抗をやめること。
すべてを受け入れたとき、
人生は、もともと用意されていた
完全でやさしい流れへと、
自然に戻っていくことができるのです。
今日のひとこと🌿
どんな自分も、裁かない。
それが、目覚めへのいちばんの近道。





