気づきの日記「叶わなかった願いーーそれは、あなたを守るため」

うまくいかなかった一年にも、ちゃんと意味がある

今年も、いよいよ残すところ数日となりました。

あなたにとって、どんな一年だったでしょうか。

静かにふりかえってみると、
嬉しかったことよりも、
うまくいかなかったこと、後悔していること、
「ああすればよかった…」と
胸に残る出来事のほうが、
心を占めているかもしれません。

それは、とても自然なことです。
私たちのエゴは、
できなかったことや欠けている部分に、
どうしても目を向けたがるから。


自然は、自分を責めない

けれど、自然の世界を見てみると、
木々は
「今年はうまく葉を茂らせられなかった」と
後悔したり、反省したりはしません。

時が来れば、
ただ静かに葉を落とし、
次の季節へと、
潔く身をゆだねていきます。

私たちも、それでいいのかもしれません。


うまくいかなかったのは、愛だった?

今は理解できなくても、
納得できなくても……
そこにはいつも、
宇宙のやさしい思いやりが働いています。

うまくいかなかった出来事も、
叶わなかった願いも、
実は「拒まれた」のではなく、
今のあなたを守るための愛だった――
そう捉えてみることはできるでしょうか。

「出来事そのものに意味はなく、
意味を与えているのは私たちの心だ」
とも言われています。


意味を、与え直してみる

もしそうなら、
失敗や後悔に
「私はダメだった」という意味を与える代わりに、

  • 私は、その経験によって守られていた
  • 私は、遠回りに見えても、ちゃんと導かれていた
  • 私は、何にも代えがたい心のレッスンをいただいた

そんな意味を、
そっと与えてみてもいいのです。

それだけで、
一年の記憶は
自分を責める物語から、
癒しの物語へと
姿を変え始めます。


ここで、ひとつ小さなワークを

今年の
「うまくいかなかった出来事」を、
ひとつだけ思い浮かべてみてください。

そして、その出来事に、
もし
「私は守られていた」
という意味を与えるとしたら、
どんな言葉になるでしょうか。

うまく言葉にならなくても大丈夫。
ただ、そう問いかけてみるだけで、
心の奥に
やさしい感覚が生まれるかもしれません。


評価しなくていい一年

今年の出来事を、
「正しく評価しよう」と
しなくても大丈夫です。

ただ、
心の中で、
こんなふうにつぶやいてみてください。

  • 私は、最善の流れの中にいた
  • 私には、まだ見えていない祝福があった
  • 私は完全に守られ、幸せの流れの中にいた

その言葉が、
心をふっと緩めてくれるように感じたら、
それで十分です。


手放して、新しい季節へ

失敗も、後悔も、
重たい思い込みも、
今年という季節とともに、
静かに手放していきましょう。

もし、
一人ではどうしても
責めの声から離れられないときや、
意味を与え直そうとして
苦しくなってしまうときは、
誰かと一緒に、
ゆっくりほどいていく
という選択もあります。

無理に前向きにならなくても大丈夫。
そのままの心で受け入れ、
見つめ直す時間が、
自然と、次の扉をひらいてくれます。


今日の気づき

そして、まっさらな心で、
2026年という新しい旅立ちへ。

あなたは、すでに守られています。
これからも、ずっと✨



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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