気づきの日記「ほんとうは、これでOK ~受け入れれば世界が変わる~」

目の前で起こることは、本来、それ以外の選択肢などありえません。
なぜなら、実際にそれが起こっているからです。
私たちにできるのは、ただそれを受け入れることだけ。

しかし、人はつい、不安や怖れから、その現実を受け入れずに逃げようとします。
「今とは違う何か」を求めることで、現実を変えられると信じてしまうのです。
でも、それは現実そのものに抗っているのではなく、自分自身の不安や怖れにもがいているだけなのかもしれません。

「この現実さえ変えれば幸せになれる」と信じることで、外側の出来事に振り回され、自分を変え続けなければならなくなってしまいます。

向き合うことが、ラクになるコツ

実は、不安や怖れは、抗えば抗うほど強くなります。
なぜなら、それは自分の感じ方そのものであり、自分から切り離すことはできないからです。

不安や怖れを感じたときは、それを振り払おうとするのではなく、真正面から向き合ってみましょう。
それはまるで、ドッジボールで逃げ回るのではなく、勇気を出してお腹の正面でボールを受けとめるようなもの。

逃げ続けているとボールが怖く感じますが、いざ受けとめてみると、「あれ? 思ったほど怖くない。意外と大丈夫!」と自信がつきます。
むしろ、しっかり受けとめることで、安心感や気持ちよささえ感じるかもしれません。

だから、目の前で起こることから逃げようとせず、真正面から向き合ってみましょう。
そうすると、「実は、それほどの脅威ではなかった」と気づくはずです。
心の中心におさまると、ふしぎと静けさが広がります。

受け入れることで、世界が変わる

こうして不安や怖れと向き合うことを繰り返しているうちに、
「あれ? 以前はよく感じていた不安や怖れが、最近はあまり顔を出さなくなっているな」
と気づくことがあるかもしれません。

不安や怖れから逃げるのをやめ、受け入れることで、心が自然と自信を取り戻しはじめます。
自信がつくことで、見える世界も変わっていきます。

  • 怖がらなくなることで、心に安心感が生まれる。
  • 自分を受け入れられるようになると、他人のことも受け入れる余裕ができる。
  • 人間関係が深まり、愛情や信頼も増していく。
  • 心が軽くなることで、世界もシンプルに映るようになる。
  • これまで抵抗を感じていたことも、学びや成長のチャンスだと前向きにとらえられるようになる。

「受け入れる」というシンプルな行為が、無駄な抵抗をなくし、自然の流れにのせてくれるのです。

「大丈夫!」という言葉が、世界を変える

世界を変えようとするのではなく、まずは自分と向き合い、内面を整えていくこと。
そうすることで、視点が変わり、外の世界の見え方までもが変わってきます。

なぜなら、自分の心の内側と、外側の世界はつねにリンクしているから。
心という「原因」が変われば、それはすぐに外側へと反映されるのです。

だから、肩の力を抜いて、こう言ってみましょう。

「すべてをあるがままに受け入れてみよう! これで大丈夫だから。」

「大丈夫!」―― このひとことが、「大丈夫な世界」を見せてくれるのです。



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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