気づきの日記「信頼とは、何もしないことではなく、愛から動く勇気のこと」

「委ねる」とは、放棄ではなく、深い信頼の行為

「もう、流れに任せるしかないわ」と言いながら、どこか心の中は不安でいっぱい。
そんな経験、ありませんか?

「委ねる」と聞くと、「もう自分では何もできない」「なすがまま」「あきらめ」の状態と混同してしまう人が多いように思います。
でも、真の「委ねる」とは、何もできなくなり無力に放棄することではなく、信頼の表現なのです。

「私たちは、高い存在に導かれている」──そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
つまり、私たちは自分で何もコントロールしなくても、すべてはすでに完璧な流れの中にあり、宇宙の正しい秩序の中で動いています。
この理解がお腹の底から感じられるとき、私たちは初めて本当の意味でリラックスして動くことができるようになるのです。


「何もしない」ことと「静けさから動く」ことの違い

委ねることは、「何もしない」ことではありません。
それはむしろ、「心の静けさの中から、自然に生まれる行動に従う」ことです。

たとえば、悩んで悩んで決められなかったことが、ふと心が穏やかになった瞬間に
「これでいい」あるいは「こうしてみよう」と感じられることがあります。
その“感じられたこと”こそが、まさに信頼の現れです。

つまり、信頼とは恐れに基づいた思考をいったん横に置き、”愛からの衝動”に耳を傾けること。
その結果、行動することもあれば、あえて待つこともある。
どちらも同じ「信頼」のかたちであり、それは自分にとってとても自然な動きなのです。


「信頼」は、いまこの瞬間の選択

「この選択で大丈夫かな」と思いながらも、「いま、この瞬間、心が静かでいられる方」を選ぶ。
それが“信頼する”ということです。

私たちはつい、「すぐにうまくいくこと」=「信頼の証」だと思いがちですが、
結果がどうであれ、心の平安を失わないでいられるなら、それがすでに成功です。
心の平安こそが、結局は安らかな未来を形づくるからです。

信頼とは、「たった今、怖れではなく愛(安らぎ)を選ぶ」という瞬間瞬間の実践。
外の出来事を変えようとする代わりに、心の状態を選び直すことなのです。


「委ねる」ことで、思いがけない導きがやってくる

私のクライアントさんで、長い間、転職の決断を迷っていた方がいました。
「行動した方がいいのか、待った方がいいのか、もうわかりません」と。

その方は、焦る気持ちを手放し、「今に集中し、今できることを丁寧にやる」と決めました。
すると、数週間後、まったく予想していなかった会社から声がかかりました。
彼女は笑いながら言いました。
「力を抜いて心配を手放したら、ちゃんと向こうからやって来ました」と。

まさに、信頼とは、“力を抜いてもすべては正しく進む”と知ること
そのとき、人生は私たちの想像を超えた優しさで、よりよい場所へとスムーズに運んでくれます。


まとめ 〜信頼の道は、静けさの中にある〜

信頼(委ねる)とは、「何もせずに無力に待つこと」ではなく、
「静けさの中で自然に生まれる衝動に従うこと」。

その静けさは、焦りや不安を手放したときに現れます。
そしてその瞬間、あなたはすでに「導かれている」側に立っています。

信頼の道とは、努力をやめることではなく、恐れからの努力をやめ、愛からの自然な動きを選ぶこと
それは、空回りすることを放棄し、大きな力に運ばれることを許すことです。
今日、ひと呼吸おいて「いま、愛と安心から動く」と決めてみませんか?


今日のひとことメッセージ🌿

信頼とは、何もしないことではなく、
愛から動く勇気のこと🍁✨

関連記事一覧