気づきの日記「干からびた着ぐるみ、脱ぎませんか? そのままのあなたで大丈夫」

「私なんて…」が口ぐせになっていませんか?

「私は容姿もそれほどでもないし、能力もないし、自尊心も低いし、とりえもなく…人生をムダにすごしてきたように感じます」というA子さん。

A子さんには、周りの同僚がとてもオシャレに映り、自信もあり、生き生き仕事をしているように見え、その反面、自分は……と、つい考えてしまうそうです。

──あなたは、どうでしょうか?

もしかすると、ふとしたときに「私なんて…」とつぶやいてしまうことがあるかもしれません。

努力では埋まらないもの

こんなとき、「もっと自信をつけるために、なにか新しいスキルを身につけよう」と考える方も多いでしょう。

もちろん、成長や学びは素晴らしいこと。でも、それは一時しのぎでしかありません。また別の場面で、同じように「私なんて」と感じてしまうことがほとんどです。


A子さんの“意外な事実”

実は、A子さんはスラリとしていて、誰もが振り返るような美しさのある方です。
お母さまの影響で楽器も弾けるし、習い事もたくさん経験済み。仕事では責任あるポジションを任され、収入も安定しています。

「私なんてダメなんです」と言いつつ、実際は全くそんなことはない──これが、クライエントさんたちに共通する “おもしろい真実” なのです。


「ダメ」なのは、自分の“考え”だけ

では、何が「ダメ」なのか?

それは、「私なんてダメ」という、その考えそのものだけが “ダメ” なのです。

たったひとつの否定的なセリフをかたくなに信じることで、もともと満ちていたはずの自分の価値を見失ってしまう。それが、エゴを信じることの巧妙なトリック。


干からびた着ぐるみを脱ぐ

「自信がない」「私は価値がない」という声に耳を傾け続ける限り、どんなに努力しても、自分を肯定できる未来は見えてきません。

干からびた自分を飾り立てても、やっぱりしおしおのまま。
それなら、もうその「干からびた着ぐるみ」を脱ぎ捨ててしまいましょう。

着ぐるみのチャックをスルスルッと下ろせば、その中には最初から光っているあなたがいるのです。


シンプルな心の取り扱い方

「でも、そんなの簡単じゃない」と感じるかもしれません。

けれど、実はとてもシンプルな方法があります。

それは、自分を責めるエゴの声が浮かんできたときに、すぐその声に対処すること。

「おんぼろラジオが勝手に鳴っている」と思ってもいいでしょう。
そうすれば、「もう、このラジオはオフにしよう」と思えるはず。

あるいは、エゴの声に「うんうん、聞こえてるよ。でも私はそれを信じない」と優しく返して、心の中でそっと手放すこともできます。

まるで不要な荷物をポンとハイヤーセルフに預けるように。

「私はこれらの否定的な考えをもう必要としません。静かな心に戻ります。私の心から、これらの考えを取り去ってください」
とお願いしてみてください。


目覚めたまま安らぐ

悩みの真っただ中にいると、「もう眠ってしまいたい」と感じることがあります。
それは、眠っている間はどんな悩みも消え、安らぎがあることを知っているから。

でも実は、目覚めたままでも安らぐことはできるのです。

余計な思考を静めた心の中に、問題は存在しません。

静かな心は、安心そのもの。
その安心が、さらに安心な未来を映し出してくれます。

まとめ 〜大丈夫なあなたでいる〜

自分を責めるクセは、もう卒業していい。

「私はダメ」「私は足りない」──そんな声は、ただのエゴの囁き。まったくの真実ではありません。

その声に耳を貸さなくなったとき、あなたの本当の力、愛、輝きは、自然に姿をあらわしてきます。

大丈夫なあなたのままで、今日もまた、新しい一歩を踏み出してみましょう。

あなたは、あなたが思っている以上に大丈夫で、愛されています。

今日は、そんな自分にそっと微笑んで優しくしてあげてくださいね🍀



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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