お友だちのコンサート🎵

声楽家のお友だち 吉原圭子ちゃんご出演の「ミャゴラトーリ 日本歌曲コンサート」にお出かけしてきました。

去年のある日、圭子ちゃんから「今度のコンサートで寺山修司さんの作品を歌うことになった」とうかがったとき、ちょうど私も二十代の頃に観た寺山修司さんの映画を思い出していたところだったので、「どんな作品なのだろう?」と楽しみにしていました。

私が観た映画は「田園に死す」と「上海異人娼館」という二作品で、どちらも妖しく退廃的で、夢の世界のような映像が今もこころに焼きついています。

今回、圭子ちゃんが歌ったのは「木の匙」という作品で、夫と妻のこころのつぶやきをつづった詩に中田喜直さんが曲をつけられたもので、夫役のバリトンの方とのお芝居仕立てです。

寺山修司さんのなかに秘められた母による抑圧や、故郷の恐山の荒涼とした風景、そして寒村のさまざまなしきたり、人間関係・・・など、静かな詩のなかにも自伝的映画で目にした様々な光景がにじみ出ているように感じられました。

後半は、堀口大学さんの詩によるシャンソン、そして春を感じる日本の歌曲。「早春譜」やジブリの「いつも何度でも」など・・・しみわたりました。

圭子ちゃんの歌声は、天上界からふり注ぐ光のようで、ハートのすみずみまでしみわたり最初から最後まで涙が止まらない私でした。

いつも涙涙・・・となってしまうのですが、今回はオペラではなくじっくりたっぷりと聴かせていただいたこともあり、溢れた涙が乾くヒマもなく、幸いマスクがハンカチがわりになってくれて助かりました(笑)。

当日はみぞれまじりの冷たい雨の一日でしたが、こころがあたたかな春風で満たされた素敵なひとときでした。

ありがとうございました♡

帰りみち、ご一緒したお友だちとひとときのコーヒーブレイク。花柄のカップにさくらのドーナツ。ここにも春がやってきていました・・・ふたたび、ほっこり♡

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