気づきの日記「考えるより、感じる――心が自由になる生き方」

「考えること」に時間を使いすぎていませんか?

私たちは日常のなかで、つい「考えること」に時間を費やしすぎてしまうことがあります。
たとえば、仕事でうまくいかなかったとき、つい「あのときこうすればよかったのに」「どうして私はこうしてしまうんだろう」と頭の中で反芻してしまいがちです。
恋愛や人間関係でも、「どうしてあんなことを言ってしまったのか」「なぜあの人はそうしたのか」と考えすぎて疲れてしまうこともあります。


考えることと感じることは別の世界

でも、考えることと感じることは、まったく別のプロセスです。
考えることは、頭の中の“論理の世界”(言語の世界)であり、過去や未来に引きこまれることが多いのです。
一方で、感じることは“今この瞬間の心と体のリアル”に触れる行為。
感じることは、頭で評価や判断をせず、ただ起きていることを受け取る(感覚の世界)――これだけで、心は驚くほど軽くなります。


自分の中の静かな声に気づく

私も以前は、つねに考え続けるクセがありました。
考えることが正しいことだと信じ、「正しい答えを出そう」「ちゃんと判断をしよう」と思うあまり、心の奥に小さな重石を抱えていたような感覚でした。

でもある日、ふと意識を身体の感覚に向け、呼吸を感じながら「今、胸の奥でどんな感覚があるだろう」と自分に問いかけてみました。
すると、ずっと見過ごしていた小さな安心や温かさに気づいたのです。
頭で考えるだけではわからなかった、“自分の中の静かな声”に触れられた瞬間でした。


感じることで日常が変わる

この違いに気づくと、日常での小さな選択も変わってきます。
例えば、人間関係でモヤモヤしたとき。
頭の中で理由を分析し尽くす前に、「いま、私の胸の奥はどんな気持ちだろう」と、ただあるがままにその感覚を感じて受け入れてみる。
それだけで、怒りや不安が波のように去っていくことがあります。

思考は問題を大きくし、不安を煽ることもありますが、感覚は感情を癒し、問題を和らげ、真実の自分に戻る道を示してくれるのです。


ポイント:感じることはそのまま認める

感じることは、必ずしもポジティブである必要はありません。
悲しみや不安、怒りも含めて「いま自分が感じていることをそのまま認める」こと。
それが、エゴの作り出す思考の渦から抜け出す第一歩です。

そして、感じることを通して、頭の中でこねくり回す無益な考えや信念に気づき、手放すことができるようになります。


誰でもできるシンプルな目覚めのワーク

心を軽くしたいとき、まずは深呼吸して、自分の体と心に意識を戻してみましょう。
「感じる」ことは特別な技術ではなく、誰もが今すぐできる最もシンプルな目覚めのワークであり、問題解決への第一歩です。

考えすぎて疲れたあなたに、まずはこの小さな一歩を贈ります❤️


🌿今日のひとことメッセージ🌿

「考えるより、感じる――それだけで心は自由になる。」



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション





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