気づきの日記「すべての感情を、ただ見送る——考えに変えないという選択」

不安だなあ。
寂しいなあ。
羨ましいなあ。

そんな感情がふと湧いてくることは、誰にでもあります。
その感情は、自分をおびやかしているように感じてしまいますが、
問題なのは、その感情そのものではありません。
そのあと、私たちがどうするかです。


感情は、すぐ「物語」に変えられてしまう

多くの場合、感情が出てきた瞬間に、
私たちは無意識のうちに「考え」始めます。

「どうして私はこうなんだろう」
「このままじゃダメなんじゃないか」
「この先、どうしよう」

原因探しや、結果の予測がはじまり、
こうして感情は、あっという間に架空の“物語”に変えられます。
そして、その物語を信じるほど、
心は重く、世界は暗く、苦しく感じられるのです。


私たちが見ている世界は、心の選択の結果

私たちが見ている世界は、
つねに「心の選択の結果」といえます。

賢者たちは、
「思考はただ起こっている現象であり、あなた自身ではない」
と指摘してきました。

感情も同じです。
不安や寂しさ、羨ましさは、
ただのエネルギー。
ただの現れ。

善い、悪いと判断されなければ、
思考や感情は空を流れる雲のように、それらは現れては、やがて消えていきます。

苦しみは、雲をつかもうとしたときに始まる

苦しみが生まれるのは、
その雲(思考や感情)をつかもうとしたとき。

「意味」を与え、
「原因」を探し、
「予測」し、
「正当化」しようとしたときです。

だから、ひとつのシンプルな提案があります。

すべての感情を、ただ見送る。
考えに変えない。


「気づいて、止まる」という自分にやさしい習慣

「不安だな」
——ああ、今、私は不安を感じているんだな。

それを受け止め、感じ、
それ以上、進まない。

「寂しいな」
——そうか、寂しさがあるんだな。
分析しない。評価しない。物語を紡がない。

ただ、身体の感覚に意識を戻して、
呼吸を感じて、
感情がそこに“あること”を許してあげる。

すると不思議なことに、
感情は、戦われなかったとき、
説明されなかったとき、
とても早く静まっていきます。


真理に沿った在り方としての「見送る」

これは心理テクニックというより、真理に沿った在り方です。

そして、こう問いかけてみる。
「それは本当のことなのか?」と。

感情に続いて出てくる思考が、
本当に真実なのか。

ただ、それを信じないという選択が、
心を自由にしてくれます。

感情が強いときの、やさしい応急処置

もし感情が強いときは、
応急処置として、こんなことを。

・ゆっくり息を吐く
・肩やお腹をやさしくゆるめる
・「大丈夫」と心の中でつぶやく

それだけで十分です。
何かを“治そう”としなくていい。
変えようとしなくていい。


本当のあなたは、ずっと無傷のまま

感情があっても、思考があっても、大丈夫。

その奥にある本当のあなたは、
ずっと静かで、無傷で、自由で、安らいでいます。

今日、感情が湧いてきたら、
こう言ってみてください。

「そうか、今はこんな感じなんだね」
「それでも、大丈夫」と。

それだけで、
心は少しゆるみ、
世界は穏やかになります。

あなたはちゃんと目覚めへと向かっています。
今ここで、もう十分に、うまくいっています。


🌿今日の一言メッセージ

感情は、解決しなくていい。
ただ、通り過ぎるのを許
すこと。



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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