気づきの日記「反応しないという静かな強さ」

日々、クライエントさんとお話ししていると、気づくことがあります。
悩みの多くは、「外側の出来事に、そのつど反応してしまうこと」から生まれている、ということです。
私たちは出来事を、自分の心のモノサシで意味づけします。
すると、あわててコントロールしようとしたり、
自分を守らなければと焦ったり、
ときには相手を攻撃してしまうこともあります。
けれど、そのモノサシは本当に正しいのでしょうか。
私たちは「自分が感じているのだから正しい」と思いがちですが、
それは過去の経験から導き出した“解釈”にすぎません。
つまり、「そうかもしれない」という推測です。
その推測から、さらに次の推測が生まれ、
いつの間にか目の前の出来事は、事実そのものから離れてしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか。
大切なのは、簡単に反応しないこと。
反応しないとは、無視することではありません。
一歩引いて、静かに「観察」することです。
観察には、意見も評価も含まれません。
ただ、起きていることを見ている。
反応すると、「何かしなければ!」という焦りが生まれます。
それは多くの場合、自分を守ろうとする衝動です。
けれど、本当に私たちは、そんなに守らなければならない存在なのでしょうか。
守ろうとすればするほど、
かえって不安にエネルギーを与えてしまうことがあります。
そしてその緊張が、私たちを固くしてしまうのです。
出来事の流れの中には、
自然な叡智と、幸せへ向かう大きな動きがすでに含まれています。
その一部分だけを切り取って変えようとすると、
かえって全体の調和を乱してしまうこともあるのです。

幸せに生きるための大切なレッスンのひとつは、
過剰に反応しないこと。
そして、出来事を極力そのままにしておくこと。
そこには「信頼」が必要です。
自分はすでに、大きな力によって守られているという信頼。
そして、目先ではなく、大きな幸せの流れの中にいるという信頼。
その信頼があるとき、私たちは自然にゆるみ、
ものごとに静かに向き合うことができるのです。
今日は、外側の出来事よりも、
自分の心がどう反応しているのかを、そっと観察してみましょう。
その静かな気づきから、穏やかな変化が始まります。
🌿今日のひとこと
反応よりも、観察を。
あなたは、もう十分守られている。






